2005年 09月 28日
Call of Duty 2 Pre-release Demo |
Activision(開発元Infinity WardのFPS、Call of Duty 2のデモがリリースされていました。E3 2005に出展されたムービーでゲーマーの度肝を抜いた、第二次世界大戦FPSゲームです。新作や新作デモラッシュですねえ、このところ。
今回も2、3レベルごとにデザイナーが現地に向かって取材するといった意気込みようで、街中の描写は美しいです。我が家のPCは推奨スペックに及ばず、Optimized Optionを選んで低い設定で遊んでいるので、新しいCall Engineの恩恵をあまり受けられませんが、それでも細かい都市オブジェクトや、砂漠の陽炎などに目を見張りますね。また前作Call of Duty、それに拡張版のUnited Offensiveでは少しでも既定のルートから外れると即爆撃で死亡といったふうに、相当拘束されている気分がありましたが、今作では一応こちらのほうへ進む、という指示が出るものの、そこへ向かうルートは自由度が増しています。味方AIの一部が大通りと細道に分かれて移動することで、プレイヤーにもそれがわかり易くなっていますね。また、窓から敵は飛び出してくるのに自分は回りこんで正面の扉から入らないといけないというのがやはり不満に思う人が多かったのか、窓や柵、土嚢などの前に立つとスペースバーで越えられますよ、という表示が出て飛べるようになっています。
ユニークなのがライフの概念がないことです。ダメージを受けたら傷ついたぞ。"隠れる場所を探せ!"とメッセージが出て、しばらく退避することでまた回復するようになっています。これは賛否両論ありそうですが、敵も味方もいなくなったルートを、ライフ回復ボトルを探して戻る、なんてことをしなくていいようになったのは画期的ですね。FPSプレイヤーであれば既に慣れた操作だとは思いますが。その分難易度が下がっているので、うまい人は少なくともこのデモマップでは、難易度最高で遊ぶのがちょうど良いと思います。敵はもちろん隠れるのを許してくれず、まそばにいるときは殴りかかってきますし、離れていれば隠れたとたん手榴弾を投げてきます。頭いいなあ。
ほか、敵がMG42など銃座に固執せず、銃撃を受けるとさっとライフルに持ち替えてきたり、隙をみて銃座に取り付いたりする動きをみているだけで楽しいですね。砲台すぐ隣の兵士は、耳がバカになっているのか、銃撃を受けても反応が鈍い気がしました。もしそう調整されているなら芸が細かいですねえ。「戦場が静か過ぎる」と実際の第二次世界大戦に参加した元米兵からアドバイスを受けたおかげか、始終味方も敵もどなってます。敵は撃たれて衛生兵!と叫ぶし、味方はやった!俺の一発だ!と喜ぶし、いい雰囲気をかもし出しています。
こういう街の隙間を利用して、伏せて撃つこともできます。敵兵もそのあたり賢くて、本来ならここの曲がり角を曲がって連合軍と相対するところですが、行きかけた兵士も戻ってこちらを攻撃してきます。どこから撃たれているかわからない!と右往左往するような動きはみられず、このあたりは非常に評価できますよね。リアルを突き詰めながらも、遊びやすく練られたこの一作、楽しみなゲームです。
公式サイト
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早速プレイなさっているcuse_roseさんという方の記事
by Ingram_Liqueur
| 2005-09-28 11:03
| PC GAMES