2005年 08月 14日
かん袋 くるみ餅 |
大阪は堺市の有名な和菓子、かん袋のくるみ餅です。弟が車で食べに行き、おみやげに買ってきてくれました。
東京は代官山の小川軒、レイズン・ウィッチとともに父がよくおみやげに買ってきてくれた子供のころ親しんだ味です。父が紙袋を提げているのをみると、兄弟そろって大喜びしたものでした。それだけ、おいしい。父が少しずつ、壺の中からとろみのついた緑色の餡と、白玉餅を取り出し小皿に取り分けてくれるのをまだかまだかと目の色変えて二人で急かしていました。まだまだ根強い人気があるそうで、弟は1時間待ってやっと買えたそうです。ごくろうさま。
それというのも、最近になって雑誌やTVで紹介されたというのが人気に拍車をかけたようです。堺市近辺にお住まいの方以外にも広く知られるようになったので、これこれこういうもの、と言えるようになりましたが、一昔前は誰も知らなかったので説明に窮しました。くるみ餅、というとどうしても羽二重餅にくるみのかけらが入ったものや、柚餅子を想像されてしまうようで……緑色の餡に"包(くる)めてあるから"くるみ餅だそうです。
かん袋ってもしかして…と思い、漢字変換してみたら「紙袋」(こういうところ、しっかり変換してくれるATOKはエライ!)。どうして紙袋なんて屋号をつけているのかサイトをみてまわってみると、上記の「くるみ餅」の話とともにこういう逸話が載っていました。太閤さんの時代までさかのぼりますか、ははあ。
by Ingram_Liqueur
| 2005-08-14 14:43
| 菓子